ワケあり男子

また会えたね

次の日、学校に行くためにいつものように家から駅へ向かう。


ホームに入ると、これまたいつものように待ち伏せしている3人の男の子がいた。



昨日律くんが注意してくれたから、もういないと思ったのに…。



俯き目が合わないようにして前を通り過ぎる。



ヒソヒソと何かを話している。



怖いよ…。



肩を叩かれ、ビクッと体全体が震えた。



「ちょっといい?話したいんだけど」



「すっ…すみません。今はちょっと…」



足早にホームの端まで行くけれど、同じペースで追いかけてくる。



やだっ…どうしよう。



「止まれよ!」



今度は思いっきり背中を押された。



「きゃあっ!!」



「話すぐらいいいだろ?俺が話しかけてるのに、毎日毎日無視しやがって」



しゃがんで抵抗するけれど、立ち上がらせようと強引に腕を引っ張られる。


< 66 / 160 >

この作品をシェア

pagetop