もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
後日譚







一週間後。





「ところでハヅキ…どうしてまだここにいるの?S高は?」



「ん?どこそれ?行くわけないじゃんそんなところ」



「え?だって、戻るって…」



「言ってない」



「宇宙飛行士…」



「キョーミない」



「えぇー…」




「俺がさ。

さぁちゃんいないところに行くと思う?


さぁちゃんから目を離すなんてありえない俺が見てないうちに変なクソウザい虫がついたらとか思うと死ぬし違う男に笑いかけてたらと思うと死ぬしただでさえキョーセーくんとかいう奴もいるし一秒たりとも離れるとかありえな」



「あーもういいありがとう…


まぁ、私もハヅキがどこにもいかなくて、嬉しいけど」




「……さぁちゃん」



「…なに?」




「そーゆー可愛いこと公共の場で言わないで?可愛すぎる罪で投獄するよ?」




「だからいちいちコワいって!!」






ハヅキの愛は相変わらずなのでした。





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