この街に呼ばれた────
そう言ったら変に思われるだろうか?



離職を機に故郷を離れた『九条市松』は、
心機一転────新天地での再出発を決める。


馴れ合いを嫌い変化を嫌う彼女が
何より求めたものは、“平凡な日常”。

しかし────

様々な人々との出会いをきっかけに、
彼女自身にも変化が訪れる。



家族との確執、
蟠りを抱えたまま故郷へ舞い戻ってきた
新進気鋭のフォトグラファー────『狭山聡司』。

小袖に袴姿がトレードマークの、
一見風変わりな和風女装男子────『庚久遠』。


彼らには共に、ある秘密を抱えていた。




それは、
いまだ終わらぬ『あの夏』の名残り────







※この物語に出てくる地名や名称その他事柄など、現実のものとは一切関係ございません。
作者の完全なる妄想の産物であり創作物でありますので、お話の中だけのものとしてお楽しみ頂ければ、これ幸いにございます。

あらすじ

風変わり故に友人も少なく、そんな彼女の良き理解者となった久遠と、それなりに平凡な日常を送っていた市松。

そんな彼女が突然巻き込まれたのは、ニセモノの恋人関係。

災難に首根っこ掴まれ、非凡からの脱却を謀るもなかなか逃れられず⋯⋯。

事なかれ主義の市松と、外見とは裏腹に意外と男前な久遠。そんな二人の前に現れたクールな男、聡司。

災難吸収体質の人生出直し計画は、今始まったばかり。

この作品のキーワード
和風  着物  御曹司  ほっこり  和裁士  偽装恋愛