ねえ、理解不能【完】
幼なじみより彼女








次の日の朝は、来ないでってたくさん願ったのに、あっけなく来てしまった。


目覚め一番に頭に浮かんだのは、千草のこと。



ため息がでる。朝から幸せが逃げちゃったけど、食べる元気もなかった。

泣いていつの間にか眠ってしまったから瞼も重くて、頭もぼーってしてる。




それでもこんなことで休むわけにはいかないから、ベッドから起き上がって学校に行く準備をする。

モヤモヤとムカムカ、心の天気は完全に雨模様。





この感覚に似たものは友達と喧嘩した時に味わったことがある。


だけど、千草が相手だと少し違う気がするの。


幼なじみとの仲違いは、やっぱり悪い意味でも特別なのかもしれない。









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