Sugar Love 番外編③

言葉

5時半になった。



柚葉は係長から頼まれた書類をパソコンに打ち込んでいた。



「真宮さん もう5時半だから帰って良いよ」



柚葉の机の横に係長が立った。



「後もう少しなのでやります」



柚葉は係長に事務的な笑みを向けた。



「いや、僕がやっておくからいいよ 君は帰った方が良い」



「あの・・・本当に大丈夫ですから やらせてください」



柚葉がそう言うと係長はしぶしぶ自分の席に着いた。



柚葉は小さくため息を吐いた。



みんながあたしに気を使っている。



お昼の女子社員の言葉は正直な言葉だ。



柚葉はとにかく仕事を終わらせようと集中した。


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