きっと貴方は………好きになる
失恋

「おはようございます。」

ニコッ。

………………ヨシッ!

今日も笑顔で挨拶出来た。






祥太君に告白とキスをした日。

私は、あきらめる決心をした。

私の好きは…………祥太君の迷惑になってしまうから。

だったら………

祥兄ちゃんに戻らないといけない。

……………でも………。

一人で諦めて立ち直るのは………

やっぱり辛い。

……………だから。

「和花、頼れ。」

「和花。
敵はとったよ!」

響と夏生に………

全てを話して……………甘えたの。

ズルいって分かってるけど………

十年以上の思いは………

そんなには、消えてくれないから。




「和花って、響と付き合ったんだってね!」

「確かにお似合い。」

「小学校からの片思いが実ったって、響が言ってた。」

「そういえば、和花って祥太先生の親戚なんだって~!」

「遠いって聞いたよ。
お婆ちゃんの再婚相手のお兄さんの子供とかぁ?」

「何それ~
ほぼ他人じゃん!」

二人の流した噂話しのおかげで。

祥兄ちゃんは、守られたの。

澤先生とマコちゃんには

『アホ。』って苦笑いされたけどね。


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