私の彼は魔王様
皇、呟く。
『はぁぁ...』

今日何度目かのため息が漏れた。

『花梨!何ため息ついてんのよ。あんた今ラブラブなんでしょ』。

毬が言った。

『何がよ。誰とよ。』


『あら。黒瀬皇くんでしょ?さっき黒瀬くんに告白した一年が泣きながら大声で話してたわよ』



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