宗田ホールディングの社長・宗田幸喜(そうだ・こうき)は藤崎ディアナと言う、日本人とアメリカ人のハーフと結婚した。
 
 幸せな結婚を果たした幸喜とディアナの間に、双子の女の子が産まれた。

 ディアナと同じ幸のような白い肌の、可愛い女の子に椿(つばき)と桜(さくら)と名付けれた。


 しかし、椿と桜は産まれて3日後、何者かに誘拐されてしまった。
  
 大騒ぎになり捜索したが、椿はいつの間にか病院の入り口に置かれて戻ってきたが、桜のほうは戻って来なかった。

 桜がみつからないままディアナは椿と退院した。

 退院して2週間後。

 桜は無残な姿で遺体となって発見された。

 幸喜は信じられなく、桜の死を受け入れることが出来なかったが、腕に着いているネームリングと足の裏に書かれている苗字から間違いないと判断された。


 そんな中、椿と桜を誘拐した犯人が逮捕された。

 その犯人はディアナの双子の妹イリュージュだった。


 イリュージュは乳児を誘拐して、殺害したと容疑をかけられたが初めは否認していた。

 しかし証言が曖昧になってしまい、最後には有罪判決が下され懲役25年が申し渡れた。


 悲しい結末を迎えた誘拐事件…しかし、この誘拐事件にはとんでもない裏が隠されていた。



 誘拐事件から22年。

 宗田ホールディングに現れた1人の女性。

 
 水原澪(みずはら・れい)22歳。

 この者は、幸喜とそっくりな顔をしていた。



 何かを内に秘めた零。

 しかし、そんな零に惹かれてゆく者がいた…。


 幸喜の息子の大雅(たいが)だった。

 大雅は幸喜が養子に向かえた子供だが、次期社長候補になっている。


「君は…父さんの本当の子供でしょう? 」

 大雅は突然、零にそう言った。


「椿は父さんと母さんの本当の子供じゃないよ…僕には分かるから…」


 
 不思議な力を持っている大雅と、何かを内に秘めている零が22年の時を超えて真実を明らかにしてゆく…。

 そこには本当の愛が隠れていた。

あらすじ

 22年前に誘拐された宗田幸喜の娘、椿と桜。
 椿は無事に戻り桜は無残に殺害された。
 誘拐犯は幸喜の妻ディアナの双子の妹のイリュージュだった。

 誘拐事件が忘れられた22年後、突然現れた水原零は「22年前の誘拐事件の真犯人は、ディアナ」と幸喜に告げた。

 誘拐事件の裏側に隠された、とんでもない事実が今明らかになる…。

 そしてそこには、かげがえのない愛があった…。

 


 
  

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