王道遥達は長野にいた。

美しき男であった。
しかし、苦悩の色が浮かんでいた。


今は、部屋に独りだった。
ここに泊まりなさいと、祖母に言われた宿の一室である。

昨日のことを思い出していた。

頭がいっぱいいっぱいだった。
いろんなことが目まぐるしく起こりすぎて、頭の処理機能が麻痺しそうだった。


摂津秋房との因縁とは?
祖母が生きていた?
御業の結界の存在と、その守り人か祖母だった?
そして、入院中の姉、霧香の事も気がかりである。



昨日の話し合いはこんな感じだった。