夜が明けた。

それぞれの朝。


寝泊まりした屋敷の前に、それぞれの制服に着替えた4人が集まっていた。


詰襟の学生服の遥。
同じく詰襟の学生服の飛鳥。だがその制服は内側からの筋肉ではち切れんばかりである。
柊一は着物である。深い蒼を基調とした着物は実に似合っていた。襷掛けで袖の所はきちんと収まっていた。
コンタクトなのかトレードマークのメガネはしてない。
真琴は巫女の正装である。赤い袴が似合っていて、精悍さすら覚える。そのショートカットがそう見せるのかも知れない。



おタカと源さんの姿はなく、4人で屋敷を後にした。
時刻午前9時。


その屋敷から御業の結界までは、歩いて10分くらいの距離である。
平地なので見渡しが良い。
御業の結界のある位置もよく分かる。
そこに“それ”は居た。
遠くからでもよく見えた。
いつからそこに居たのか。


その姿は、摂津秋房である。