悪役令嬢って何をすればいいんだっけ~破滅フラグは全力で回避します~
池に落ちて思い出しました
ああ、私はきっと悪役令嬢だ。

もうすぐ六歳になる頃、つぶらな瞳の小さなカエルを弟に見せたくて扇にのせた。

「姉様? なにをやっているんですか?」

「見て!」

「うああああ!」

驚いた弟に突き飛ばされて庭の池にドボン‼

その後助け出されるも、熱に浮かされながら頭に入ってきた記憶。

私は昔、地球と言う星の日本と言う国に住んでいた。

ライトノベルに、ドはまりして四六時中、本またはスマホを見つめて歩いていた。

スマホのながら歩きは危険です。

ええ、私もスマホのながら歩きのせいで交通事故に遭いました。

スマホのながら歩きは危険です。

大事なことなので二回言いました‼

絶対ダメ!

話は変わって……。

私、ライトノベルが好きすぎて、どうやら異世界転生してしまったようです。

このメナユハの国の宰相閣下の娘として。

見た目が綺麗で燃えるような赤毛をツインテールにして少し気の強そうな猫目が意地悪そうに見える。
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