僕の1番大切な人【改訂版】
姉さんに、ただ会いたい
昨日も、今朝も、一緒にいた。


なのに、また姉さんに連絡してる自分がいる…


本当に、僕は最低だ。


兄さんが浮気してることをいいことに、姉さんに近づこうとしてる?


違うって言い訳したいけど、結果的にはそうなるんだ。


だから...言い訳はしない。


最低だけど、なぜだか今は、自分に...素直になりたいって思った。


早く、姉さんに会って、姉さんの側にいたい。


『凌馬君?どうしたの?』


姉さんが、電話に出てくれた。


『ごめん、今、忙しい?』


『えっと...あの人から電話があってね。今日は会社の人と食事するからって。だから、1人で外食しようかなって思って...今出たとこなの』


『姉さん1人で?』


『うん、たまにはいいかなって』


そうなんだ…


『あのさ、姉さん、僕も一緒じゃだめかな?』


思い切って、聞いてみた。


『凌馬君も?全然いいけど...』
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