夏場の日差しは年を追うごとに厳しくなっている。
 下手すれば、数年後には夏場、日中は出掛ける事が困難になるのではないかと真剣に思う。
 社会人にせよ学生にせよ、この炎天下での活動は下手すると殺人行為に当たるのではないだろうか。
 そんな事を言っていると仕事にはならないけれど……。

 部屋に戻り、着替えを用意してパウダールームへと向かった。
 急いでシャワーを浴びてスッキリさせると、髪の毛を捻り上げてクリップで留めた。
 服装は、今更理玖相手に畏まった服を着た所で『色気付くな』とか嫌味を言われるのがオチだろうから、ポロシャツに薄手のカーディガン、デニム地のミニスカート、下にレギンスを履いた。
 先週、肌の露出がどうとか言っていたのが微かに記憶に残っていたからだ。

 先週、理玖に『生っ白い肌』と言われた事が密かにショックだった。
 確かに日焼けをしていない肌は不健康に見えるかも知れない。でも、他に言い方だってあるだろう。そんな肌を平気で理玖に晒すなんて考えたら、何を言われるか分からなくて何だか悲しくなって来る。