最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
切ない想いと告白
「帰っちゃいましたね……島田さん」


「うん、どうしたんだろうね、急に……」


萌佳……私と茅野君を2人にして、本当に何を企んでるの?


「そうですね。2人きりになってしまいました」


しばらくの沈黙。


ちょっと……気まずい。


「あの……一花さん。今日はありがとうございました。あれから、全然話せてなかったですよね」


「うん、そうだよね……」


「すみません。あの、工藤様は……あれから何かありましたか? この前、やっぱり何かあったんじゃないかって、ちょっと心配で。一花さんは何も無いって言ってましたけど……」


「心配かけてごめんね。でも、工藤様とは本当に何も無いよ。たまにホテル内を歩かれる時に、カウンター前で挨拶して下さったりするくらいだよ」


茅野君は黙ってる。
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