最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
あなたの熱い想い
「おはよう」


「おはよう……ございます」


って、嫌だ!!


すぐ近くに絢斗がいる。


ベッドに座って私の髪を撫でる絢斗。


しまった……あまりにも無防備だった。


馬鹿な寝顔してなかったかな?


もう、最悪だよ。


絶対に絢斗より先に起きるべきだった。


「す、すみません……ちょっと寝過ぎました」


「いや、いいんだ……まだ時間はある。ずっと、一花の可愛い寝顔を見てた」


か、か、可愛い寝顔って……そんなの嘘でしょ?


あまりに恥ずかし過ぎて、私は慌ててベッドから飛び起きた。


「あ、す、すぐ支度します」


朝からこんなにドキドキするなんて、本当に心臓がもたないよ。


とりあえず支度を急ごう。


私は、昨日着れなかったワンピースに着替えた。


シンプルだから、観光でも大丈夫だと思う。


ヘアメイクも完了して、私達はまずレストランに向かった。
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