最高ランクの御曹司との甘い生活にすっかりハマってます
大好きなみんなと
「行ってくる。無理しないよう、気をつけて。いいな」


新居の玄関で、絢斗は私に優しく言った。


お腹に手を当てながら……


そう、私は妊娠して、絢斗との子どもを授かったんだ。


つわりが少し苦しくて、絢斗はすごく心配してくれてる。


だけど、生まれてくるこの子のために、私はどんなつらさにも耐えようと決めてる。


世の中のお母さん達は、こんな思いをして出産するんだな……本当に尊敬する。


結婚式から2年が経ち、絢斗は今、総支配人時代の経験を活かし、ホテル経営に専念している。


副社長として、お父様である社長と共に。


お父様も、絢斗が経営に加わったことをとても心強く思っているようで、相当信頼されているんだとわかる。


仕事は忙しそうだけど、でも、ちゃんと私といる時間も大事にしてくれてる。


家にいる時はなるべく仕事を持ち込まず、私の話を聞いてくれて……
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