医者の彼女
ー学校ー

友里「あ、亜妃来たー!」

みさき「ちょっと‼︎大丈夫なのー?
ゼミの先生に聞いて知ったんだから。」

「…ごめん。」

花凛「学校に直接連絡したって事は結構
やばかったの?」

「あーうん。まぁね…」

挿管されてました、なんて言えないから濁す。

花凛「最近の亜妃おかしかったもんね…
変な病気じゃないよね?」

「それは、大丈夫。心配かけてごめんね。」

今となっては色々言わなくて無くてよかったと思う。
もし私が婚約者の話してて、この事態だったら、
完全に和弥さんが悪者にされていたはず。

友里「ってことは、また和弥さんに
看病してもらってたんだぁ♪」

「んー、まぁね。」

間違いじゃないからとりあえずそう言っておく。

みさき「うっそ、亜妃がそういうって事は
相当じゃない⁉︎詳しく教えてよー」

「詳しくって何よ…何もないから。」

花凛「でもこの前より顔色も良くなってるし、
休んだのもまだこの時期でよかったね。
履修単位も少ないし、まだ試験まで時間もあるし。
あ、ノートは今度貸すね」

「ありがとう、助かる」

…確かに、と思う。

1.2年の時もたまに休んではいたけど、
こんなに長く休むことは無かったから
履修に関しては特に問題もなかった。

友里「授業おわったら、快気祝いにカラオケいく⁉︎」

「あ、ごめん…まだ本調子じゃないから、
まっすぐ帰ってこいって…」

みさき「あー、ダーリンがね?」

「なっ…‼︎ダーリンって何よ」

なんか、いじり方激しくなってないですか?

友里「じゃ‼︎ダーリンのお許しが出た頃に
仕切り直しってことで!」

みさき「そうしよ!」

「だからダーリンじゃないって…」

花凛「照れない、照れない♪」

散々3人にいじられて、家に帰る。
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