医者の彼女
怒っちゃったかな?黙ってしまった…
しばらくの沈黙後、

和弥「そういえばさ。この後ちょっと
付き合って欲しい場所あるんだけど」

沈黙を破ってくれた事が嬉しくて、

「あ、はい!大丈夫です。お供します。」

そう答えていた。
私はこの後、この返事をした事を後悔する事になる。


タクシーに乗ろうとすると運転手さんに
耳打ちをする和弥さん。そのまま2人で
乗り込むと車は走り出した。

「あの、何処行くんですか?」

「内緒、まぁ良いとこ…だから。
俺が良いっていうまで目瞑ってて。」

ニヤっとわらう和弥さん。
言われた私は素直に目を瞑る。

しばらく走った所でタクシーは停まり、
私は降ろされた。

降ろされた所は大きな建物の裏口のようなところ。

「ここは…?」

和弥「ん?すぐ分かるよ」

またニヤッと笑われた。

この笑顔が怖いんですけど…
< 16 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop