医者の彼女

家へ

ここはどこ…?

そう聞こうとしたが、何となく聞いちゃいけない
雰囲気がして聞かなかった。

タクシーから降りると、和弥さんはまた私の
手を引いてそのマンションに入っていく。

35階建のタワーマンション。
どこかの高級ホテルのように広くて綺麗な
エントランスを抜けてエレベーターに乗り込む。

19階で止まると、その1室に連れてこられた。

和弥「入って。」

「…し、失礼します。」

そう言って中に入る。

あまり生活感のないその部屋は黒を基調とした
家具で統一されていて、いかにも男性の部屋って感じ。

…思考停止。

まさに。
ここはどこ、私は誰? 的な心境。

茫然と立ちすくむ。


待って…なに、この状況。

え…普通に考えて、やばくない?連れてこられるまま、
のこのこ着いて来ちゃったけど…。

良い年頃の男と女がこんな部屋に2人なんて…。
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