虹色のキミへ,最愛のエールを。

罪を背負って



♢次の日♢

「はぁ…。」

まだ,実感なんて湧かない。
お父さんはやっぱり生きていて,私のことを騙しているだけなんじゃないの?

まだ…生きているんじゃないの?

そんなわけない。お母さんが言っていたじゃない。お父さんはもういないって。

ダメだ。頭ではなんとなくわかっているのに,心が追いつかない。
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