一夜の過ちで授かったら、極上御曹司に娘ごとたっぷり溺愛されています

「今日の夜、二人で食事にいかないか?」
「え? 真由は?」
改まって言われたその言葉に、私は当たり前の質問をした。

「真由には話をして、亜里沙のところで待っててもらう約束をしてる」
いつの間にそんな話をしたのだろう。そうは思うも、真由の問題がないのであれば私もたまには真翔さんと食事に行きたい。

「もちろんです」
嬉しくてつい笑顔が零れた私に、真翔さんも嬉しそうな表情を見せた。
「たまにはデートしないとな」
その言葉に確かにデートというデートはしていない気がする。
真由がいるおでかけはもちろんあるが、外に食事や買い物。普通の恋人がすることをすべて飛ばしている。

「初デートですね」
そう呟いた私に、真翔さんは頷くと、「会議行ってくる」そう言って部屋を出ていった。



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