浅葱色の約束。

長い夜





小姓の仕事は、どこまでも共に仕えたその人を最後まで守り抜くこと。

例えそれが命を落とすような危ない場所だとしても。


怯えず、厭わず。


それが私達の役目。



『お前がそんなに弱い奴だとは思ってへんかったわ…!』


『約束したやろ!立派な武士になるって…!!』


『あの人たちを守れないで何が小姓や!!何が武士や!!』



腰抜け、臆病者。

彼から出た言葉はいつだって梓の的を獲ていた。


その夜、少女は何を思ったのか。


なんの為に、誰の為に、その暗闇の中を走ったのか。



< 181 / 464 >

この作品をシェア

pagetop