《続々》俺様幼馴染の溺愛包囲網(出産♡子育て編)
藤田家の日常
「わ、わ、わ、ちょっと待った!」

ハイハイダッシュだ!
まだオムツ履かせてないのにっ!

使用済みのオムツを処理してる間に、息子は行ってしまった…。

新しいパンツ型のオムツを手に取り、広げながら、玄関の方へ向かった息子を捕まえに行く。

「鉄平〜!」

いつものことだけど、めちゃくちゃ速い!

すると、息子の両脇を持った亮平がリビングに入ってきた。

「鉄平、捕獲した。
こいつ、オムツ履いてないぞ。」

うん。なんとも間抜けな格好だ。

「またハイハイダッシュされたの。
元気過ぎるんだよ。
あ、おかえりなさい!」

帰宅したら、玄関にオムツを履いてない息子がいて驚いたことだろう。

「ただいま。持ってるから履かせろよ。」

生後6カ月になる息子、鉄平(てっぺい)をそのまま持ち上げていてくれる。
素早く、オムツとズボンを履かせて、そのまま鉄平を受け取る。

「鉄平、待ってろよ。手、洗ってくるからな。」

「あ、ねぇ、それならお風呂、お湯張ったし、このまま入っちゃった方がいいんじゃない?」

先にご飯を食べると、お風呂までに鉄平が寝てしまう可能性がある。それは困る。

「あぁ、そうだな。じゃあ、準備出来たら呼ぶから連れてきて。」

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