《続々》俺様幼馴染の溺愛包囲網(出産♡子育て編)
宴の後に
「なんか、思わぬ展開になったけど、楽しかったね。誘った人みんな来てくれるなんて、奇跡みたいだし。」

「……俺だけいじられてたような気がするのは気のせいか?」

「…い、や、そんなことないんじゃない?」

と言いつつもクスクス笑う結衣子。

まあ、ホームパーティーの準備を殆ど1人でして、頑張ったのは結衣子だ。
結衣子が楽しかったというならそれでいい。


皆んなが帰ってから、あまりお腹は空いてなかったが、簡単に煮込みうどんを食べた。

鉄平を風呂にも入れた。

でも、今日は家の中に人が多かったせいか、
気が立っていてなかなか寝ようとしない。
そこら中を這い回っている。

チッ……風呂でもうちょっと疲れさせるべきだったな。


「ねぇ、麗ちゃんの話だけど……。
私、亮平にすごく心配かけたんだね。
ごめんね?」 

稲森の余計な話か。

「結衣子が謝ることじゃないだろ? 
出産はいつの時代も命懸けだ。
何があるかわからない。
それに、結局、早期破水の原因だってわからなかったんだ。
どこを取っても結衣子のせいじゃないだろ?
稲森の言ってたことなんか気にするな。
鉄平はあんなに元気なんだから。」

そこら中這い回っている鉄平を見つめる。
コイツ、めちゃくちゃ生命力ありそうだからな。

ん?こっちに背を向けておすわりしてる。
何してるんだ?

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