《続々》俺様幼馴染の溺愛包囲網(出産♡子育て編)
6ヶ月健診は恋のお手伝いの始まり?
「ふじたてっぺいくーん、診察室へお入りくださーい。」

今日は6ヶ月健診だ。
診察室からの大きなアナウンスに、鉄平がビクッと反応する。
でも、診察室のドアを開けたら、そこにいるのは大好きなパパ。
毎日会ってるのに、白衣姿の亮平を見ると、ドキッとする。
うん。私の旦那様は今日も格好イイ。

あ、早速パパの方に手を伸ばしてる。

「お、鉄平!よく来たな〜!」

「アー!」

「んー、抱っこは後な。
結衣子、鉄平の前開けて。あと、オムツも外そうか。」

今日はもちろん前開きの服を着せてきた。

パパが聴診器で遊んでくれてる…
まあ、そんな認識だろう。
鉄平にとっては。

「よし、全体的に大きめだけど、成長曲線にはギリギリ入ってる。まぁ、毎日見てるから問題ないんだけどな。」

問題がないとわかっていても、健診の場でそう言われるとホッとするものだ。

「うわ〜、本物だ!鉄平ちゃん!
そっくりですね、藤田先生に。」

本物だ?

「あ、私、研修医2年目の稲森と言います。
医局の机に、鉄平ちゃんの写真を置かれてるんですよ。藤田先生。」

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