隣のキケンな王子様!
*まさかの隣人
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「やっぱ、カワイイ♪」
部屋に戻ってきたあたしは、
レポートの仕上げをして、ご飯を食べて、
ひと息ついたところでさっそく浴衣の試着をすることにした。
「ふん、ふーん♪」
白地にカラフルな花とチョウチョが散りばめられた浴衣は一目ぼれしたモノ。
Tシャツを脱いで、浴衣の袖に腕を通すと、
――ドンドンドンッ……!
突然の物音。
「ひっ……」
びっくりして身構えたけど、どうやらお隣さんの玄関先らしい。