霞side


『かすみっ、今からお家にお邪魔してもいいかなっ?』


かなり興奮したような声で電話をかけてきた蘭。


「どうしたの?」


『助けて!!!』


………なにがあったんだ。とりあえず、「いいよ」と返すと電話を切られた。


みんなのお陰で累と話すことができて、今日で一週間経った。


優は良かったねって頑張ったねって言ってくれて、また泣きそうになった。


キラ先輩にも報告したら、「そっかそっかぁ、諦めないよ」と言われた。


言われたときは意味が分からなくて硬直したよ。応援してくれたから、てっきり祝福してくれると思ってたんだけど。


キラ先輩は私の予想を遥かに上まってきた。


うん、なんとも言えない。とりあえず蘭を待とう。


ピーポーン


わぁ、相変わらず速いなぁ。あの子、足速いもんなぁ。ギャップ萌えだよなんなんだ。


「はーい」と声を出すと、涙目の蘭が入って来た。


「がずみぃ、助けてぇ。あ、お邪魔じまず」


お母さんにペコッと頭を下げて私の部屋にくる蘭。


どんなときも礼儀正しいな。やっぱりすごいいい子だ。


「それで?どうしたの?」


椅子に座るように促して、蘭に聞くとバッとスマホの画面を見せてきた。