病んでる僕と最強の勇者たち
仲間たちとベルミータ国へ
僕はベッドの中で目を覚まし、目を開けると、頭がズキズキと痛み、少しのタイムラグの後に、昨日の失態を思い出した。



僕は酒場でビールを飲み過ぎ、よくわからなくなった意識の中で、マギーのおっぱいを揉んでしまった。



僕のあんなハレンチな行為は、謝って許してもらえるものなのだろうか?



どうしよう?



いっそのこと、死んでしまいたい……。



僕のネガティブ魂が再び頭をもたげたとき、目を覚ました僕に気づいたリリーが明るく僕に話しかけてきた。



「あっ、明彦君が目を覚ました!

心配したんだよ。

明彦君が急に倒れたりするから」



そう言って、僕に微笑みかけてくれたリリーは本当にかわいらしい天使のようだ。



黒色の三角帽に黒色とピンクのセクシーな魔法使いっぽいドレスなんて、僕が元いた世界ではハロウィンの日にしかお目にかかれない。



そんなリリーを見ているだけで、僕は幸せな気持ちになれる。



僕が頭痛を感じながら、ベッドから体を起こしたとき、僕の視界の中にマギーの横顔が入ってきた。



あの赤い髪のショートボブの美少女は、凛としたプライドを感じさせて美しい。



それにマギーと言えば、この世に二つとは存在しないと思われる大きな胸だ。



僕は昨日、そんな国宝級のマギーの胸をお酒に酔い何もわからぬまま、この両手で揉んでしまった。



こういうときは何と言って謝れば良いのだろう?



僕にはそれが思いつかなかった。



「昨日は飲み過ぎだろ、明彦。

いくら楽しかったからってよ」



ブライアンが優しい声でそう言ってくれるのが救いだった。



でも、肝心のマギーはまだ怒ってる。



そのことが僕には気まずかった。
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