「真島、呼び出しといていったい何の用なのよ?仕事、終わってないんだけど」

16時を15分ほど過ぎた頃、真島家にやって来たのは、花菱蘭と玲音の親子だった。

それともう一人、sunrise&life co.ltdの副社長、三石悠馬。

悠馬は、優男風の独身イケ男。

アラフォーなのにこの人は、いまだに独身を謳歌しているらしい。

「花菱が呼び出されたって聞いて、面白そうだから俺も来た」

ニコニコと笑っていて、真島家に来たときはいつも美暖と日葵がお気に入りのスイーツをくれる優しい人。

「お前は呼んでない?会社に戻って仕事でもしてきたらどうだ」

「そんなぁ、真島のいけずぅ...」

こうしてら悠馬が陽生にナメられている様子をみては、副社長の威厳など感じられぬのは仕方のないことだろう。

゛黙っていればイケオジなのに・・・゛

と、美暖は常々残念に思っていた。

「玲音、お前は、お前の間違った行動のせいで美暖が上級生に苛められているということを正確に把握しているか?」

そんな悠馬を無視して陽生が紡いだ言葉は、なんと、玲音に責任を押し付ける一言であった。

「何?どういうこと?」

陽生の言葉に、蘭ママも玲音も素早く反応した。

「美暖の外履きのシューズが何者かに隠された。いや、捨てられているかもしれないな。だから今日、美暖は悲しげに泣きながら上履きで帰ってきたぞ」

少々盛りすぎである・・・。