本気になっても良いですか?
恋より仕事?

頑張りどころ

東「紗愛、お待たせ」

優しく笑ってそっと私の手を取る
さっきまでは絵莉ちゃんと話して営業スマイル振り撒いてたのに


「東雲さんはお仕事終わったんですか?」

東「ああ。問題ない。それより一人で親父の所になんて行くな」

「え?どうしてですか?」
凄く悲しそうな表情をする東雲さん

東「親父だって男だろ?それに、一人は寂しい」


そんな話をしてたらすぐに駐車場
もう東雲さんの車に乗るのだって慣れた

東「行くか」
片手でハンドルを握りながらもう片方の手は私の手を握る

東雲さんのそう言う行動は不思議と嫌じゃないから良いけど

そうこう考えてるとすぐに到着

本社ってだけでやっぱり緊張するんだ
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