虹の彼方へ~幸せの再会~
翌日朝、マンションのコンシェルジュの前を通ると柳田さんがいた。

「おはようございます」

「おはようございます。日比谷様」

「柳田さん、近々時間をいただきたいのですが」

「もちろんです。すべて聞いております」と優しく微笑まれた。

「ありがとうございます。じゃあ、行ってきます」

「いってらっしゃいませ」

清々しい気分で局までの道を歩く。


商店街を通り過ぎるとき、『そよかぜ弁当』が目に入り必ず3人で来ようと思うのだった。








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