突然、何の前触れもなく嵐の様にやって来た。

ある日の午後。

蓮は平日の為もちろん仕事。

奈々と凛は、お昼ご飯が終わってのんびりしていた。

そこへ鳴り響く内線。

「はい」

「コンシェルジュの柳田です!」何故が少し慌てている?

「あっ柳田さん、こんにちは」

「奈々さんお客様が」

「??」ここに訪ねてくるのは、内線相手の柳田さんと海斗さん位だ。全く心当たりがない。

受話器の向こうが何やら賑やかだ。
そして突然女性の声。

「奈々ちゃん!蓮の母の美幸よ。来ちゃった♪」

と陽気な声が。

「…。こんにちは。柳田さんから来客用カードを受け取って上がってきていただけますか?」

奈々はビックリしたが、声だけでも気さくな感じが伝わるので、取りあえずホッとした。