何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

金龍と春の重み


龍side


俺は金龍の後始末をしていた。

星竜はあまり病院送りになる人が少なくなるようにしてくれたのか。

それともたまたまなのか。

ほとんど、重傷の人はいない。

みんな話せる程度には大丈夫。

手当てをした後俺は言う。

「俺のせいでごめんっ。本当にごめん!!」

みんなに深く頭を下げた。

ここには人生をここにかけた奴。

ここが居場所となっている奴がいる。

でも、俺のせいで解散をさせてしまった。

俺の欲でここの総長になり、

俺の諦めで喧嘩もせず、解散した。

言葉には一つひとつ責任がある。

それは総長の言葉は特にだ。

俺は春に解散するとハッキリ伝えた。

コイツらの事も考えずにっ‥。

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