宗田ホールディング副社長・宗田昭夫28歳は、中学生の時に心臓発作で生死をさ迷ったが奇跡的に一命をとりとめた。
 その日以来、見えないものが見えたり、ちょっとした怪我を治せたりと不思議な力が身についた。
 しかし公にしてしまうと、悪い人に狙われてしまう為黙って判らないように暮らしている。

 22歳で大学を卒業して、父の会社の宗田ホールディングに入社した昭夫だが元々弱かった心臓が悪化して生きる手段は心臓移植しかないと医師に言われた。

 ドナーを待っていた昭夫の元に、待ちに待ったドナーが現れたのは25歳になった夏だった。


 2年後。
 無事に移植を終え、昭夫はすっかり元気になり仕事にも復帰した。

 復帰した昭夫は副社長へ就任。

 仕事にもますますやりがいが出てきたそんな時。


 復帰した昭夫に、新しく入社した社員の資料が渡された。

 その資料の中で、昭夫が目に止めた一人の女子社員。

 
 腫れぼったい目に浮腫んだ頬で、顎は二十顎になっいて、唇もたらこのように分厚い。

 誰もが不細工と言って通り過ぎる女性。

 名前は宮之原砂羽(みやのはら・さわ)28歳。


 総務に配属され地味に仕事をしている砂羽は、醜い姿ではあるが仕事はとても丁寧で早い。
 以前は大手法律事務所で事務員をしていたようだ。

 無口で誰とも関わろうとしない砂羽は周りとも距離を置いて、いつも1人でいる。


 砂羽の資料を見て、昭夫の胸がざわつき始めた。 


 それからしばらくして、奇妙な事件が起こり始めた。

 社内で一番の美人と言われる社長秘書の秋元さとみが、傷害罪で逮捕されたり。

 総務のお局と言われる西佳江(にし。よしえ)が、社内メールで秘密を暴露されたり。

 総務でひときわ目立っていた丹田詩織(たんだ・しおり)が、新しく社長秘書になると、不可解な事が起こったり、歩道橋から突き落とされたり…。


 奇妙な事件に騒然としていたが、この3人には共通する事があった…。 


 

あらすじ

 宗田昭夫は中学生の時1度生死をさ迷い25歳の時心臓移植により命とをとりとめた。
 病気ばかりで恋なんてしてはいけないと思っていた昭夫が、同じ職場の総務に勤務する宮之原砂羽に胸がキュンと鳴った。

 砂羽は外見が不細工で周りとは距離を置いていた。

 
 そんなある日、昭夫は砂羽が同じ中学の同級生と知り卒業アルバムを見てみた。

 するとそこには驚く事実が…。



 
 

 
 

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