Everlasting Love〜きみに捧げる永遠の愛の歌〜
3.わたしをみつけてくれたひと
「変な人?」
「そう。強引でめちゃくちゃで、でも、本質みたいなものは見えてて、よくわかんない人なんだよね。」
バンド練に顔を出すようになって早二週間。やっと土曜日になり1日空いた。終火の連中といると余計な体力まで持って行かれ、かなり疲れが溜まっていた。元々は美鈴と出かける予定だったが、私の家でゆっくり過ごすことになった。
最近忙しくて美鈴となかなか話せていなかったので、この数日分の出来事を大雑把に説明した。あんまり他人のことを話すのは良くないと思いかなり省略した。
「ふーん。それって、男の人?」
「うん。」
「へ〜。ふ〜ん。」
「美鈴…何その反応…。」
怒っているのだろうか。美鈴は唇を尖らせて目を合わせてくれない。
「私のことは放っておいて、その人と過ごしてたんだ〜。学校でかほとあんまり絡めないからせめて連絡だけでも取り合いたかったのにずーっと放置。しかも、朝もなんか早く学校行っちゃうし。寂しかったんだから。」
「ご、ごめん。」
私が謝るとさっきまでの表情が嘘のように晴れていつもの美鈴の笑顔に戻る。
「ま、かほが楽しそうならよかったよ。」
「ありがとう。美鈴は?どう?」
「うん。私も楽しいよ。中学の時と違って、みんないい子ばかり。」
「そう。強引でめちゃくちゃで、でも、本質みたいなものは見えてて、よくわかんない人なんだよね。」
バンド練に顔を出すようになって早二週間。やっと土曜日になり1日空いた。終火の連中といると余計な体力まで持って行かれ、かなり疲れが溜まっていた。元々は美鈴と出かける予定だったが、私の家でゆっくり過ごすことになった。
最近忙しくて美鈴となかなか話せていなかったので、この数日分の出来事を大雑把に説明した。あんまり他人のことを話すのは良くないと思いかなり省略した。
「ふーん。それって、男の人?」
「うん。」
「へ〜。ふ〜ん。」
「美鈴…何その反応…。」
怒っているのだろうか。美鈴は唇を尖らせて目を合わせてくれない。
「私のことは放っておいて、その人と過ごしてたんだ〜。学校でかほとあんまり絡めないからせめて連絡だけでも取り合いたかったのにずーっと放置。しかも、朝もなんか早く学校行っちゃうし。寂しかったんだから。」
「ご、ごめん。」
私が謝るとさっきまでの表情が嘘のように晴れていつもの美鈴の笑顔に戻る。
「ま、かほが楽しそうならよかったよ。」
「ありがとう。美鈴は?どう?」
「うん。私も楽しいよ。中学の時と違って、みんないい子ばかり。」