逃げ出したくて、もがいていた「夏ぐれ」も

花火の残り香に、胸が苦しくなった「夕月夜」も

不甲斐なさに、涙した「霜夜」も



君の紡ぐ「言の葉」は、まるで永遠に消えない木漏れ日のように

どこにいようと、なにをしていようと

絶えず私を優しく包み込んでくれていたのです



そんなことも知らず

私はただただ、自分のことにせいいっぱいで

君の苦しみにも、底知れない想いにも気づかぬまま

毎日をやり過ごすように生きていたのでした




<普通でいたい少女×孤高の隠れ文学少年>

深い純愛物語


あらすじ

幼い頃に父を失い、仕事が忙しい母親と病気がちな弟を支えながら必死に生活している高二の真菜(まな)。

あるとき、友達とのトラブルがきっかけで過呼吸になりかけていたところを、同じクラスの桜人(はると)に助けられる。

寡黙で一匹狼の桜人は、カフェでバイトをしていて、同年代の男の子よりも大人っぽい雰囲気。

だけど実は文芸部所属の文学少年で――。

この作品のキーワード
初恋  純愛  青春  文芸部  切ない  男女目線