この恋シークレット   ~アイドルと運命の出逢いをしました~
募る想いと平和な日常
一方、会見を終えた蒼。

こちらは、葵を知らないと否定したものの、葵に何と思われたか気が気じゃない。

しかも、自分の立場上すぐに会いに行くことが出来ない。

そして、昨日別れてから会いたくて仕方ない。

でも、連絡先すら教えてもらえない。

何となく家の場所は覚えているが…。葵に見とれていて、住所をハッキリ聞いていなかった自分に呆れる。

諦める事など考えられない。

あの、目が合った瞬間の衝撃が忘れられない。

車に引かれそうになった事より、葵に惹かれた衝撃が凄くて、事故の事は正直気にならない。

そんな事を蒼にしては珍しくボ~ッと考えていたのだが、周りからは事故のショックが残っているように見えたらしい。

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