俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~

内部事情なんてどうでもいい

★★★








「橘くん、まずはこの事件に関する有力な情報、ありがとうございます」



改めてペコリと頭を下げてくる室長の綾小路さん。

そして、資料を手にしてボヤキのように話を始める。



「咋朝、事件が発覚してから捜査を続けていたんだけどさ、どうも学園関係者からの情報がイマイチピンとこなくて、困っていたんだ。…まさか、魔力の渦巻く地下に、生徒達の遊び場があるなんて。その情報を元に捜査し直したら、段々繋がってきたよ」

「いえ、お役に立てたなら…」

「大人が立ち入れない、選ばれた子供たちだけの楽園…まさにネバーランド、か」

自分の口にした例えに「ははっ」と苦笑いしている。



「北桜学園のVIPはここ最近…6、7年前ぐらいに結成され、活動してるみたいだね?そこに焦点を絞って、卒業生に聞き込みをしたんだ。…そしたら、出てくる出てくる」



そして、一枚のプリントを手にして読み上げていた。



「北桜学園VIP。…親の学園への寄付金額が高い生徒たちで各学年3~4人で構成。結成当初はレディクラ同様『北桜学園の品位を保持し、外へアピールするため』という文句が付いていたけど…実際は、違っていたみたいだね」


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