The Math Book

ちょっとした事件


 この日もZ先生の授業があった。
 学校の教室の時計をずっと目で追い、学校が終わった瞬間に駅に向かってダッシュする。

 その間もZ先生のことを考えていた。

 そして出発寸前の電車に駆け込み乗車をし、なんとか電車内で立っていることができる場所を確保した。
 
 今日もZ先生の授業か。Z先生に今日は何を話そうか。

 そうぼんやりと考えながら電車の窓を眺めていた。
 少しだけ見慣れた塾のある街の風景。たくさんの住宅街が見えた。

 いつも見える梅の木からは梅の花が美しく咲き乱れているのが一瞬ではあったがわかった。

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