ロミオとジュリエットは犬猿の仲
ロミオVSロミオ
「やぁ、なに話してるの?」


突然、後ろから山田君が声を掛けてきた。


「あ、山田君・・・」


「僕の話をしてる気がしたからさ?
・・・悪口じゃないよね?」


「ち、違うよ!そんなんじゃなくて・・・!」


私は慌てて両手を振りながら否定した。


「ははっ、冗談だよ!」


「悪口っていうよりも、むしろ褒めてたって感じかな?」


「へぇー!どんな風に?」


山田君は嬉しそうな顔で聞いてきた。


「えっと、同じロミオなのに澪とは違う・・・とか?」


「同じロミオ?」


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