「フフッ、恭ちゃんお友達と帰って良かったのにぃ。もう帰って、こんなところにいちゃだめだよ。」

理花は相変わらず不気味な笑顔をしたままそういうと軽く恭吾の胸を押し、冷蔵庫からビールを取り出した。

「おいっ、もう飲むな。って、お前…これ…」

恭吾はビールを飲む理花を止めようと腕を掴んで驚いた。腕には縛られた後がくっきりついており、髪にはべったりと粘液がついていたのだ。

「汚いでしょ?これが私なの。だから…ばいばい…。」

理花は一瞬泣きそうな顔になるもすぐに不気味な笑顔にもどり、ビールを飲み始めた。
恭吾はそんな理花を見つめ絶望的な気持ちになったが、同時に怒りもこみあげてきた。

理花からビールを取り上げると嫌がる理花を無理やり風呂場へと連れて行った。
見たこともないほど怒っている恭吾の顔をみて理花の胸は締め付けらるように痛んだ。

恭吾は自分でも静止できないほどに我を忘れ、引きはがすように理花の服を脱がすとシャワーを頭からかけた。
出したばかりのシャワーからは氷のように冷たい水が噴き出ており、理花は凍えるほど寒かったが泣きそうな顔をしている恭吾を見て抵抗することができなかった。

しだいにシャワーの水は温かいお湯に変わり、じわじわと体が温まってくると胸が締め付けられるような何かが込み上げてきて理花の目からは涙がこぼれた。