もしもこの世界がバラ色なら私は幸せなのでしょうか。
1章

死にたい

~藍side~
私の朝の目覚めはいつも最悪だ。

親から受けている暴力のせいで体中が痛いから。

かわいそう、なんて思う人もいるかもしれないけど、これは日常。

かわいそうなことなんてない。

親からの愛は微塵も受けたことがないから。

受けるのは暴言と暴力のみ。

両親に渡すお金を稼ぐために、高校生だけど深夜まで働いて、家では暴力をうけ、
学校ではいじめに遭う。


けどそれも、今日まで。

今日は私の命日かな・・・・。
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