どうして・・
きゅう

···美春


美春は・・

私の全てが嘘だとばれた。

私の父親は、国会議員をしていて
私を自分の駒としか考えていない。

母さんが生きてる時は、
まだ、良かったが
亡くなってからは
悲惨だった。

池谷が、私に惚れて
貰い受けたいと
言ってきたらしく
かなりの結納金を積ませて
私は、売られた。

池谷は、私を大切にしてくれたが
ずっと縛られて生きてきた
私は、解放感が募り
池谷の金で買い物をしまくり
ホストクラブやなんだと遊び回る。
それが、楽しくて楽しくて
やめられなかった。

何度か池谷に注意をされるが
止めるつもりななかった。
そんな時、
池谷がしばらく日本から離れる事に
これ幸いと
ホストグラブを梯子して
一緒に遊んだ男達と関係を持つ。

世の中が自分中心に
回っているみたいで楽しくて
たまらなかった。

少しすると体調が悪くなり
もしかして、と調べると
陽性反応が····

池谷にばれては不味いと
思っていた矢先に
今まで遊んできた
男達がまとわりついてくる。

気分悪いしイライラして
文句を言うと殴る蹴るをされて
家に帰ると出血をして
二、三日寝込んで病院に行き
処置をして貰った。

そんなことがあって
急に寂しくなって人恋しくて
前の恋人だった新に連絡をした。

電話を鳴らすがでない
でた、と思うと冷たい扱い
邪険にされればされるほど
会いたい気持ちが膨らみ
新の仕事場で待つ
最初は、無視していたが
新は、私を受け入れた。

今までの話を湾曲して伝えると
同情からか愛情からかは、わからないが
新は、その日からずっと
私といた。
私が怯えたふりをすると
新は、ずっと私を抱き締めてくれた。

新とは、体の相性が良くて
私も新の体に溺れていった。

繋いでも繋いでも···渇望して
また······繋ぐ·····
そんな日々の中で
急に新が狂った用に
私を抱いた、意識が飛びそうになると
引き戻されて乱暴に抱き続ける

その日、朝までずっと続き
新も私もバッタリと倒れてしまった。

それからも、変わらずに
食事と睡眠以外は、体を繋いでいた。

そんなある日
急に男の人から呼び止められた。

父親の名前を出されて
本当に恐怖を感じて
その人に従う事にした。

連れていかれたのは
奥菜法律事務所
熊みたいにでかい男性が
奥菜先生みたいだ。

そこには、
新の両親と彩羽?
彩羽の両親?がいた。

新は、新のお父さんから
殴り倒され
そんな新に近づくと
新のお父さんに
触れるな、と怒鳴られて
びっくりした。

新は、彩羽と結婚することに
なっていたのか
あの彩羽と·····
私の·····大嫌いな·······

それからは、
彩羽や彩羽の両親への賠償
それは、新だけでなく
私にもきた。

はぁ?何で私があの女に
払わないといけないの
と、思っていたが
新に負債あると困るし
気に病むように言うと
熊みたいな先生から
怒鳴られた。

もう、体もでかければ
声もでかいと思っていたら
先生の嫁?と言う人は
検事だと名乗った。

びっくり·····

彩羽達への接近禁止の書類を
さっさっと書いた。
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