どうして・・
じゅう

···彩羽


彩羽は・・


会社で腫れ物にさわるような
扱いをされている。

回りに気を使わせ過ぎていることを
申し訳なく思い
会社側に
しばらく休むか
異動を相談するが·····

休んでも、戻れば変わらないと思い
異動の申請をだす。
どこでも自分を受け入れて
くれるなら····と。

上司預かりとなる。

あれから······一週間······

父親から
新より賠償金も全てを支払われた。
私へと、日垣家、池谷さん分
式場のキャンセル料の一部も
その事を
奥菜先生から連絡を頂いた
と、知らされた。

それと、川本とご両親から
新は除籍されて
戸籍上は他人と·····なった·····

私が、新に出会わなければ·····
こんな·····事には····ならなかった·····
心が折れそうだ·····

新は·····どうして····私を·····

いくら···考えても····

   ·····わから····ない·····


私は·····

結婚···しても····良いと····

一生····共に····生きて···行きたい···と·····っ···

だが····新は····ちが····った·······

先生への弁護料は
池谷さんが···
一部を美春が支払った····と聞いた。

池谷さんは、
どんな気持ち··だったのだろう
自分の妻が····
お金を積んでも····手に入れたいと
思った女性が····自分を裏切った····
その事に···傷ついて····ないのだ····ろうか···

その後の二人の話は
聞いていない。

新に関して···皆····
触れては····行けないと
思っているのだろう····

いやっ、もうやめよう
二人が···幸せになることを····
これだけの人を巻き込んだのだから····

そう·····考えながら····
気持ちに浮き沈みが
繰り返される····
< 45 / 96 >

この作品をシェア

pagetop