ずっと、そばに

6

病気

「ん………？ 」


顔に温かい息がかかる感覚で私は目が覚めた。


瞼を開くと、目の前には静かに寝息をたてて眠る翔馬先生。


あ…………、

翔馬先生に全部話したあと、抱っこされたままいつの間にか眠ってしまったらしい

それで今いるベットに連れていかれてしまったのか。



…ドキッ


大好きな翔馬先生と同じベットにいるだけで

心臓が落ち着かないのに

カーテンの隙間から差し込む太陽の光が翔馬先生の顔を照らし、

さらにカッコよく見えてドキドキが止まらないよ…



けど、生まれてから

、起きた時に誰かが隣にいることなんて一度もなかったから、

寝起きからホッコリ幸せな気分のまま、

翔馬先生の顔にペタッと自分の顔をくっつける。


すると、ピクリと動く翔馬先生の体。



あっ、しまった………。


喜びを抑えられなくて起こしちゃったかも…