カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
内装はヨーロピアンかつモダン。ロビーでは英国伝統のアフタヌーンティーを楽しむことができるそう。

とはいえ、英国風だけではなく美味しい中華料理店も豊富。

今日の夕食はこのホテル内にある伝統的な広東料理のお店で舌鼓を打った。

「清良がイメージしている中国は、下町のマーケットだろう。露店が所狭しと並んでいていかにもアジアらしい場所だ。明日、覗いてみるか?」

「いいんですか!?」

清良の目が輝く。本当はぶらりとお買い物をしたり、カフェに立ち寄ってマンゴープリンや豆腐花なんかを食べてみたいと思っていたのだが、あまり庶民的な場所は総司の好むところではないかもしれないと遠慮していた。

「もちろん。清良の好きなところに。なんなら、マカオまで足を延ばしてカジノでもかまわないが」

「え、遠慮しておきます……!」

総司がにんまりと笑ってからかうので、丁重にお断りする。

結局、カジノでの浪費疑惑は捏造だとわかった。本人曰く、賭け事に溺れるような趣味はないとのこと。

女性をはべらせて豪遊というのも嘘で、当時は悲しくなるくらい仕事に明け暮れた生活を送っていましたよ、というのは真鍋の談。

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