カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
支配的なもの言いで、清良の心と身体を蹂躙する。

――その気になれば、悲鳴をあげて逃げ出すこともできただろう。

それでも清良がこの身を彼に預けてみようと思えたのは、少なからず自分を取り巻くこの現状から脱却したいと思っていたから。

そして、彼との出会いに運命を感じたから。

目の前にいるこの魅力的な男性が、自分を救ってくれるのではないかと淡い希望を抱きながら、すがるように身を捧げた。



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