今日から不良王子と同居します。
エピローグ それから
エピローグ それから
「まさか音葉さんが、ほんとに駅まで迎えに来てくれるとは思わなかったから驚いたよ」
玲生くんはそう言って嬉しそうに明るく笑う。
爽やかな3月の青空のひかりが、私達に優しくふりそそぐ。
もうすぐ高校を卒業する私は来月から大学生になる。
大学にはなるべく徒歩と電車で通おうと思っているので、最近は車を極力使わずに歩いて駅までの道を往復したりしているんだ。
何事も慣れと言うか練習が大事だよね。
自宅の最寄りの駅まで、彼を迎えにいったら凄くびっくりされた。
こうして駅から自宅までの道をふたりで歩いていること自体、少し前の私からしたら考えられないことだから。
「そう?そんなにびっくりした?最近は結構ご近所を歩いたりしてるんだよ」
「そうなんだ、あの一人でコンビニすらいかなかった音葉さんが……」
私の変貌に目を丸くする彼。
「うん、だってもう箱入りお嬢様は卒業するんだもん」
「まさか音葉さんが、ほんとに駅まで迎えに来てくれるとは思わなかったから驚いたよ」
玲生くんはそう言って嬉しそうに明るく笑う。
爽やかな3月の青空のひかりが、私達に優しくふりそそぐ。
もうすぐ高校を卒業する私は来月から大学生になる。
大学にはなるべく徒歩と電車で通おうと思っているので、最近は車を極力使わずに歩いて駅までの道を往復したりしているんだ。
何事も慣れと言うか練習が大事だよね。
自宅の最寄りの駅まで、彼を迎えにいったら凄くびっくりされた。
こうして駅から自宅までの道をふたりで歩いていること自体、少し前の私からしたら考えられないことだから。
「そう?そんなにびっくりした?最近は結構ご近所を歩いたりしてるんだよ」
「そうなんだ、あの一人でコンビニすらいかなかった音葉さんが……」
私の変貌に目を丸くする彼。
「うん、だってもう箱入りお嬢様は卒業するんだもん」