離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
何事もなかったように話かけられ、思わずいつもように返してしまった。
カラダに染みついてしまった秘書のクセは抜けなかった。

互いにアルコールが入っていたから…
私の記憶も曖昧だし
副社長も昨日の情事を憶えていないかもしれない。

私は慌ててベットから出て、脱いだ下着を着け、スーツを着込んだ。

そして、第一秘書の世良さんに電話を掛けた。

私は何事もなかったように二度寝する副社長を残して、「ヘブンスホテル・ベイ東京」のスイートルームを後にした。

彼は老舗百貨店『高屋』のエリート副社長・高屋雅樹(タカヤマサキ)
そして、私は第二秘書の遊佐梓(ユサアズサ)
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