離婚前提マリアージュ~エリート副社長と育てる愛の花~
「やっぱり…あるのかな?」

私はオレンジジュースを飲み、考え込んだ。

「じゃ明日、訊いてみれば?」

「そんなコト…訊けるワケ…」

「大体、スキでもない相手と入籍して、一緒に住みたいとは思わないよ…」

「うーん・・・そうかもしれない」

「しれないじゃなく、そうよ・・・副社長はあんたに気があるから…そんなコト頼んだんでしょ?梓は副社長に気があるから・・・承諾した。違う?」

「違わない…」

「じゃこのアプリ…インストールなさい!二人の永遠の愛の為に…」

私は美映に詰め寄られ、妊活アプリをインストールした。

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